日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





小さな町の小さな馬広場の可能性1

f:id:hisanomarkun:20120503174213j:plain

 

皆様初めまして。我らが大親方マークンの提案により当ブログを仲間たちで協力連載していきましょうというお話を頂きまして、日曜日を担当させて頂きます久米島馬牧場です!!どうぞよろしくお願い致します。

久米島馬牧場からは井上夫妻が週替わりで更新していく予定です。第一回目は井上福太郎が担当していきたいと思います、どうぞよろしくお願い致します。

 

昨年より画策しておりましたプロジェクトを今年本格的に始動しようと思っています。と言いますのは、これまでヨナグニウマふれあい広場を立ち上げ活動を続けてきていたマークンの想いと活動を次世代で継いでいこうというプロジェクトの始動です。いろんな形であの場で学び携わってきたメンバーが沖縄だけでなく全国に散らばっています。

そのメンバーたちは各人でその想いのもと活動を続けていますが、やはりおのおのは吹けば飛ぶような小さな組織。そこで、ヨナグニウマアライアンスという同盟をスタートさせました。お互いで協力・刺激しあい切磋琢磨してゆきたいと思っております。どうぞ今後ともご支援をよろしくお願いいたします。

 

大親方が十数年前より唱えている、「小さな町の小さな馬広場」構想。まさに自分たちはその予言を実現させるかのように現在各離島にて広場を立ち上げ活動しております。今回は自分たちが実践する中で作り上げていく「未来の小さな町の小さな馬広場」の可能性において3部に分けて思うことを書きたいと思います。

1部 馬と暮らす編

2部 馬と遊ぶ編

3部 馬に学ぶ編

 

今回は馬と暮らす編をお伝えできればと思います。小さな馬広場を運営していくにはまず、馬を飼わなければ話になりません。馬広場の可能性は無限大。とは言えどその土地に合った馬広場の機能というのはその土地でやってみなければ分からないことです。そこが定型の無い馬広場の面白いところでもあります。そのためにはまずお金をかけないで馬を養うことが大前提となります。そして、それは持続性があるということに直結します。

それを可能にしてくれるのが在来馬の一番の魅力。特にヨナグニウマは粗食に耐え頑丈であるという素晴らしい性質から、穀物飼料をほとんど必要とせず、非常に少ない粗飼料(草)の量でかなりのパワーを発揮してくれます。草の自給の方法もその土地に合った方法を模索するのが一番だと思いますが、うちの方法に興味がある方は下記をご覧ください。

 

ameblo.jp

 

「小さな町」は現在の日本でいうところの地方という表現で置き換えられると思います。現在今だかつてない規模の人口減少社会が待ち受けている日本。地方創生という言葉を見ない日はありませんが、地方で小さな馬広場がどのような役割を担っていくかということが、僕達世代の馬広場にとってキーポイントになってくると思っています。

 

人口減少、特に地方に起こる一番深刻なことは生産年齢人口の減少と言われています。すなわち活発に動く人たちがいなくなるということです。

その中で、そこで生きるということが完結してしまう地方には、住むべく人が住んでいくわけで、消え去るわけではなく。地方の自治体という機能が消滅していくと言われています。すなわち自治体を維持しうる現行の行政サービスが機能しなくなるということです。

ameblo.jp

 

そこに未来の馬広場の担う役割が広がっていると感じています。私たちの日課でありライフワークである馬の草を与えるという仕事を上手く地域の整備・美化とマッチングしていくわけです。とにかく草刈りのスキルを上げ、行政が担っていた業務を民間としての馬広場が受けていく。行政としては必要機材の維持管理経費や、作業員の雇用経費が浮くわけです。馬広場のノウハウと管理方法では、少ない人数でも刈る時期と刈る場所をデータ化し定期的に刈っていけばかなり広い範囲を維持管理できると考えています。

 

ameblo.jp

 

馬広場としても毎日やるべく作業が収益化し生活基盤の底上げが図れるわけです。

 

そうやって、最低限馬と暮らす仕組みを収益化していくことで、衰退していく自治体の管理体制に協力するところから馬広場を始めていき、付加価値の高い馬のサービスを展開していくことでゆとりある運営を実現してゆく。

 

付加価値の高い馬のサービスに関しては2部 馬と遊ぶ編でお伝えしたいと思います。

 

初回から、かなり面白くない内容になってしまいました・・・反省。