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日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





楽しく過ごす。

久米島馬牧場

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日曜日担当、久米島馬牧場の井上福太郎です。
久米島はGWに突入致しました。しがない牧場ですが、ありがたいことにお客様に沢山来て頂いており
忙しくさせて頂いております。ありがとうございます。

前回まで未来の「小さな町の小さな馬広場」の可能性について書かせて頂いておりましたが、本日は少しお休み、GWが終わって少し落ち着いてから最後の馬に学ぶ編をお伝えしたいと思います。

本日は牧場をはじめてから僕たちが考える馬のメンタルヘルスについて、お話したいと思います。

馬楽のすすめ。馬が楽しくなきゃしょうがない。まずは、馬たちの健全な精神状態を、と出来る範囲ですがなるべく自然に近いかたちで、馬の福祉を考えてやってきた僕たちの牧場。まだまだ全然うまくいっていませんが、穏やかな気持ちでお仕事をしてもらえるように、これまで自分達なりに実践してきた飼養方法の中から感じたポイントをいくつか紹介したいと思います。

まず生き物が豊かに生きるために不可欠な要素は3つあると考えています。

1、充分な水と食べ物。
2、安全な住み処。
3、信頼できる仲間。

この点を満たすことは前提として、その中でも馬における僕たちが感じるメンタルヘルスを向上させる、いくつかの要素をお伝えしたいと思います。

食べ物
・繊維質の多い青草をどれだけ食べられているか。
・嗜好性の高い草をどれどけ食べられているか。
・頭を下げて食べているか。
・多種多様な草を食べられているか。

住み処
・自由に動ける広さがあるか。
・一部でも見通しの良い場所をもうけているか。
・一部でも多少走れる開けた場所をもうけているか。
・一部でも常に乾燥している場所をもうけているか。

仲間
・仲間とグルーミングが出来る環境にあるか。
・ハーレムを基調とした群れになっているか。
・メスは序列がはっきりしているか。
・オスにオスとしての尊厳を与えているか。
・群れの構成を意識して人が関わっているか。

当たり前のことや非常に細かなこともありますが、僕たちが飼養していくなかで少しでも馬たちの気持ちの変化を感じたいくつかをご紹介致しました。

試行錯誤の連続ですが、いつか人も馬も豊かな気持ちで働ける、ちょうどいい環境づくりを目指して行きたいと考えています。


久米島馬牧場 井上福太郎