日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





たくさんいるはず

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こんにちは!北海道在住のケイコと申します。
この度お声かけいただき、僭越ながらゲスト枠でお邪魔させていただくことになりました。


馬飼いでもなく。馬乗りと言えるほど馬にも乗れず。「こんな私が書かせていただいていいのかしら」とも考えたのですが。「きっと私みたいな感じで、広場やヨナグニウマに関わっている人って、たくさんいるはずねー」と思い直し、書かせていただくことにしました。あまり難しく考えず、思ったことを、そのままに。


思い起こせば13年前。あの頃は、仕事に明け暮れる毎日でした。それでも転勤後、冬にまとまった休みが取れるようになり。「よーし、日本の一番西にでも行ってみるか!」と思い立ち、与那国の地を踏んだのでありました。3泊4日のぶらぶら観光旅行。そして、そこでたまたま出会ったのが、親方マークンとヨナグニウマだったのです(そして、広場のおいしいご飯たち)。


それまで馬産地北海道に住んでいながら、「馬に乗るなんてとてもとてもアナタそんな、忙しくって無理無理無理。」というような生活を送っていたのですが、広場のおいしいご飯に…もとい、マークン始め広場の皆さん、そして馬達の魅力にすっかりやられてしまった私は、それからほぼ毎年、無理をしてでも与那国に通うようになってしまったのであります。そして与那国滞在中に自分のチューニングをし、また日常生活に戻る…という繰り返しの13年間でした。


…ねっ!?こういう人、たくさんいるでしょ!?このブログを読んでいる人の中にも、いるでしょ!?


というわけで、親方マークンとヨナグニウマとの出会いをきっかけに、この13年間、私の中で馬の世界はどんどん広がっていったのです。そして、多くの素晴らしいものと出会い、多くの宝物をいただきました。
広場で出会った皆さんから。
在来馬繋がりでお世話になった、道産子や流鏑馬に関わる方々から。
モンゴルに関わる方々から。
今お世話になっている乗馬クラブ、そしてそこに繋がる方々から。
北海道開拓には欠かせなかった、輓馬に関わる方々や、馬搬で活躍されている方から。
本当にたくさんのものをいただいたのです。


それら一つ一つをあげていくときりがなく、読んでいる皆さんがいやんなっちゃうくらいたくさんあるのですが、いくつかをシンプルにお伝えさせていただくと…

馬を通じて知り合った、信頼できる、大好きな人たち。
自分をチューニングできる場所。
枠にとらわれない料理への愛。(笑)

そして何より、乗馬や馬術のみならず、広く「生活と馬」「馬と文化」という視点でアンテナを張れるようになったのも、ヨナグニウマが自分の中心にあるからだと思います。また、考え方やスタイルの違いを、「良い悪い」という視点だけではなく、「それぞれの良さ」として認められるスタンスを持てるようになりました(昔の私はそうじゃなかった…)。それらの視点は、更に私の世界を広げ、日々の生活を楽しく、豊かにしてくれています。そして、そこから得たものを、日々の仕事や周りの人々に還元していけたら…と思うのです。


冒頭で述べたとおり、今は馬飼いではなく。そして馬乗りと言えるほど馬にも乗れない私ですが。
「わしは馬飼いで、馬乗りじゃ。」
と、堂々と言えるようなおばあちゃんになりたいです。そのために、少しずつ知識と経験を積み重ねていきたいと考えています。馬と暮らすための準備も少しずつ…ね。
馬飼いの皆さん。馬乗りの皆さん。馬文化を支えている皆さん。これからも私に、たくさんのことを教えてください!よろしくお願いいたします。
そしてヨナグニウマに関わる人々が、どんどん繋がり、より豊かな世界が広がっていきますように。心から応援します!


あたしねえ、与那国に行って、良かったわあ。
みなさんに出会えて、良かったわあ。
ヨナグニウマ、大好き!
ヨナグニウマと出会えたおかげで、私の人生は、とっても豊かになりました。


…って思っている人、たくさんいるでしょ?

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