日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





在来馬 working horse その2

久米島馬牧場からサノちゃんです。

あっという間の日曜日、そして気が付けば6月も終盤。
2016年は半分終わるんですね。早い!

いよいよ夏の繁忙期を迎えている久米島
毎日たくさんの方が馬たちに会いに来てくださっています。
ありがたいことです。

そんなトップシーズンを目前に、私たちはひとつの決断を。

今まで第一線で働いていた初期メンバー2頭(シンノスケとベッカム)を群から離し、2頭での暮らしをスタート、営業からは退くことになりました。
詳しくはまた久米島馬牧場ブログで書きたいと思いますが、昨年あたりからの2頭の心身の状態を考慮してのことです。

働く馬の引退。定年?
これまでも常々考えてきたことではあります。
突然仕事をしなくなることが馬にとっていいことばかりとは思えないので、あくまでも第一線を退く、という意味ですが。
バリバリ働く若い頃とは違って、あくまでも健康維持のため、気持ちのハリのため。
そして、年老いた馬だからこそ出来る仕事のため。

牧場を始めて四年間。
シンノスケとベッカムにあらゆる場面で助けられ、文字通り生活を支えられて、彼らと共に歩んできました。

これからはちょっとゆっくり過ごしつつ、でも彼らだからこその活躍の場を見つけていけたらいいなーと思います。
彼らが心身共に健康に長生きできるように、彼らの素晴らしさ、彼らと過ごすことで私たちが得た豊かさをもっとたくさんの人に知ってもらえるように。

とりあえず、散歩がてら近所の小学校の草刈り(草食べ?)でもしに行きましょうかねー(笑)

ちなみに完全引退ではありませんので、シンノスケとベッカムに会いたい方、一緒に遊びたい方はいつでもリクエストくださいね。
のんびり馬遊び、楽しみましょう♪

在来馬だからこそ考えられる、引退後の新たな暮らし。仕事。
色々模索していきたいなぁ~。

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写真は2012年、まだ営業を始める前。
初めて2頭と海に入ったとき。

大好きな思い出の一枚です。

みんな若いね~っ!(笑)