日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





教えるって?

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お久しぶり久米島から。日曜日担当、サノちゃんです。

 

兵庫でヨナグニウマのリクと暮らすあんちゃんから、嬉しいお便りが届きましたね。

久米島馬牧場が縁で出会った美郷ちゃんとの一緒に写る写真を見て。

それぞれを別で知っている私たちとしては、不思議なスリーショットでした(笑)

 

でも、こうして馬を通じて繋がった人と人。

住んでいる場所や仕事、それまでの人生はみんなあまりに違っても、

馬という共通項があると一気に距離が縮まり、盛り上がれるから面白いですよね。

 

あんちゃんと美郷ちゃんも馬話が止まらなかったんだろうなぁ(笑)

 

さて最近ふと感じたこと。

先日馬クラブの子供たちとカドリールをやってみたのですが。

(カドリールというのは馬に乗って行う集団演技です。)

 

普段、馬に乗ってお散歩やゲームばかりしている我らが馬クラブメンバー。

突然言い渡されたカドリールの経路や演技の内容に、みんな頭がショート(笑)

とりあえずやってみたけど、部班といったみんなで揃えて行う基礎練習や、

そもそも指示に合わせて馬をテキパキ動かして・・・なんてあまりにしていないもんだから。

みんな頭の上に?マークがぽわんぽわん飛んでいました(笑)

 

うーん、これはちょっと難しすぎたかなー。どうしようかな~。もう練習する日ないし。ま、出来ることやればいいか!と悠長に眺めていた私でしたが。

 

本番前の練習を見ていたら、子供たちの集中力、頭も体も、もちろん馬に対しての心の動きもフル回転!

そして緊張高まる中で迎えた本番では、馬としっかり息を合わせて、お互いをフォローしつつ、笑顔も忘れず、アドリブの挨拶もやってのけ。

みんな素晴らしかった~!!

 

それを見ていて思ったのですが。

あれこれ教えて指示してやらせるより、自分たちで考えて気持ちを高めて、お互いに声をかけあって、アイデアも出し合って。

あ、放っておいた方がよっぽど面白いし達成感あるだろうなーと(笑)

 

そこで思い出した、少し前に読んだ記事。

北欧の方で国をあげての教育改革があり、宿題をなくしたら、学力が上がったと。

絵を描いたり音楽を奏でり、芸術的な科目に力を入れたら、逆に国語や算数など論理的思考が必要といわれるような教科の学力も上がったと。

 

子供にとって必要なもの、なんなんだろうなー。

と、よく考える今日この頃です。

 

久米島馬牧場

井上 恵子

 

写真は島の友人から頂いたものです。お散歩風景。

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