日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





次なる挑戦

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梅雨入りの久米島から、しとしと雨が降り続くなか井上福太郎です。5月も終わりが近づいて来ましたが、久米島では大きなお別れがあります。今まで頑張って共に働いて来てくれた二人のスタッフが仕事を辞め、内地に帰ります。そして、新しいメンバーへとその仕事は引き継がれていきます。

今月で5周年を迎えた久米島馬牧場。たくさんのスタッフにも支えてもらいながらここまでやってこれました。島において、在来馬にこだわり、域内循環や持続可能な運営にこだわり、地域とのつながりを常に意識してここまで継続できたのもそのスタッフ達のおかげです。

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伸び放題だった雑草を継続的に馬の飼料として刈り続け、公園として再生することが出来たこの場所では、親子馬クラブの子供たち親たちが気持ちよく遊べる場所として活用することが出来ています。

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とにかく在来馬が好きだから縁で集まってきた馬のなかには馴致すら0からスタートした馬がいましたが、色んなことを乗り越えて子供たちを乗せて歩ける馬として活躍してくれるようになりました。スタッフと共に勢いで走らせ人馬転して骨折なんて今となっては良い思い出です。

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新メンバーは新しい発想と、新しい馬と人が豊かに暮らす可能性を引っ提げて未来を共に築いてくれると思います。ここ数年スタッフ達に厳しく高い要求ばかりを課してきた自分を強く反省し、皆に感謝するとともに久米島馬牧場の次なる挑戦に挑んでいきたいと思っています。

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(牛に乗せることではありません!)正直言って家族にすら理解されないくらいの迷走と失敗の連続ですが、この場所でこれから過ごす未来の子供たちのために久米島馬牧場が出来ることに挑戦し、そして未来の子供たちが僕たちと同じように在来馬と共に過ごすことの出来る明日を作りたいと強く思っています。

個人的には久米島は10年になりました。流れ流れてたどり着いた今の素晴らしい拠点で、確実な一足一足を新しい仲間と共に進めて行きたいと思っています。