日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





ヨナグニ・マリのヒトリゴト

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馬楽って言葉を見た時に、ぱっと浮かび上がってくる気持ちは、楽しい、よりも安楽だ。

馬が楽であること。

痛みや苦痛が無く安楽でいてほしいと、いつも思う。

 

もうすぐ、与那国島にやって来て5年が経つ。

8年ほど前ヨナグニウマふれあい広場に、お客さんとしてやってきた私は、噂に聞いたヨナグニウマに一目惚れ!

この島でなら、馬を飼うのではなく一緒に暮らせる!

さのちゃんと海でオードリーを洗いながら、そう確信したことを今でも覚えてる。

 

そこから2年お金を貯める日々。

全力で人に向き合う看護師という仕事を辞め、馬と暮らすために移住した。

今までの人生どちらかというと人に頼ってばかりで、あまり頼られたことの無い私が、病院では本当に必要とされていた。

頼ってもらえて嬉しい反面、これって誰かの為ではなく、結局は必要とされて自分が満足したいがために仕事をしているんじゃ・・・とか考えて落ち込んで、実にめんどくさい奴 だったな。。

 

きっとヨナグニウマに近づいたきっかけは、そこだと思う。

何かに頼られたい、何かを守りたいという気持ちを、見返りとか気にせず堂々と感じたかったんだ。

 

患者さんと馬。

 

全然違う存在だけど、どこかで繋がっている。

 

どちらも安楽でいてほしい。

 

そのために日々、できることをやる。

たくさんのことを話し合い、みんなで考える。決める。

 

広場は試行錯誤の嵐。

 

おいしい草をいっぱい刈って あたえよう。

 

新鮮な水をいっぱい入れよう。

ハエが出たらフライマスク(ハエよけマスク)をつけよう。

体を洗ってあげよう。

乗馬だって、気持ちよく乗ってあげられたら!

 

与那国・マリ