日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





2016-01-01から1年間の記事一覧

適材適所

7月もあっと言う間にもう終わり。相変わらず台風が全然来ないのでギンネムがぐんぐん成長している久米島です。8月はどうでしょうか。ありがたいことに、毎日暑い中忙しくさせていただいております、久米島から久米島馬牧場の井上福太郎です。以前少し書かせ…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ⑩

長々と続けてきたこの連載、ついに10回目となりました。1回目をまえがきで費やしてしまったので、最終回はまとめて2つの理由を書きたいと思います。 理由その9 多様性を受け入れる文化がある ここまでお読みになった方には、「広場」が、馬に関して様々な…

コドモとウマ その5

日曜日になりました、久米島馬牧場からサノちゃんです。7月も終盤。 本当に時間が過ぎるのは早いですねー。おかげさまで沢山のお客さまが馬たちと遊びに来てくださっています。 夏休みに入るとやはり子供連れのお客さまが増えますね。 0才赤ちゃんから大学…

photograph

忙しいような、忙しく無いような。久米島馬牧場より、井上福太郎です。真夏の沖縄、海の日連休から羽田直行便が飛び出している久米島。観光シーズン本番に入りました。青い空、エメラルドグリーンの海、白い砂浜。誰もが憧れるロケーションの中、皆様に乗馬…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ⑨

理由その8 日本中の馬関係者が訪ねてくる かつて東京にいた頃、私はいろいろな分野の第一人者の方にお話を聞いて文章にまとめる仕事をしていたことがあります。あるテーマを深く掘り下げたり、新しい視点を見つけたりするためには、まずはその世界を探求し…

在来馬 working horse その3

久米島馬牧場からサノちゃんです。ついに登場した台風1号、予想に反して沖縄には大きな被害がなく過ぎていき、ホッとひと安心。でも今からは台風シーズンです。 昨年の与那国のことを考えても、気を引き締めて台風を待ち受けなくては!さて、在来馬について…

こどもとウマの可能性2

またしても間隔があいてしまいましたが・・・うみかぜホースファームのなんちゃって場長、ヒメでございます。 前回はこどもとウマの可能性について書き始めましたが、今回もその続きです。 マークンが与那国島で馬広場を始めたときから、ヨナグニウマはずー…

変化

一気に夏!毎日夏日が続いている久米島です。青い空、白い入道雲、エメラルドグリーンの海。やっぱり夏はいいですね。でも、熱中症には気を付けましょう(笑)。久米島馬牧場より井上福太郎です。先週のブログで、久米島馬牧場では初代の2頭を第一線から下げる…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ⑧

理由その7 サバイバル感覚が身につく この時期になると、沖縄の人々は天気図を気にしだします。そう、台風です。なぜだか今年はまだひとつも発生していないので、そのうちすごいのがくるんじゃないかと、ちょっとどきどきしています。もういつきてもおかし…

在来馬 working horse その2

久米島馬牧場からサノちゃんです。あっという間の日曜日、そして気が付けば6月も終盤。 2016年は半分終わるんですね。早い!いよいよ夏の繁忙期を迎えている久米島。 毎日たくさんの方が馬たちに会いに来てくださっています。 ありがたいことです。そんなト…

民泊と馬広場

爽快な天気。夏至南風(カーチバイ)が吹いて気持ちよく夏に入った沖縄です。待ち構えてたかのように、お客様も気持ち良い夏の沖縄で馬遊びを楽しんで頂いております。 久米島でも毎日晴天に恵まれ、気持ちの良い毎日を過ごしております。 久米島馬牧場より…

こどもとウマの可能性

なんと、2週も3週も続けて土曜日が来たのを忘れるという失態・・・曜日の感覚が危うくなっている、うみかぜホースファームのヒメです。今回はかろうじて覚えていましたので、日付が変わる前になんとか投稿できるかな~? ええと、全開、いや、前回はマークン…

たくさんいるはず

こんにちは!北海道在住のケイコと申します。 この度お声かけいただき、僭越ながらゲスト枠でお邪魔させていただくことになりました。 馬飼いでもなく。馬乗りと言えるほど馬にも乗れず。「こんな私が書かせていただいていいのかしら」とも考えたのですが。…

コドモとウマ その4

ちょっとお久しぶりな感じ、 久米島馬牧場からサノちゃんです。先週に続いてンマハラシーのお話です。 まだ興奮覚めやらず(笑)。無事に島に戻り、半年間の活動を一旦終えた、我らが馬クラブ1期生。 夏の間はお休みして秋からまた再開する予定ですが…。ンマ…

バックパッカーと馬3 モロッコ・マラケシュ

今回は「観る」馬を。 色々と馬のエンターテイメントはあると思いますが、民族色の濃いショーとして有名なモロッコのファンタジアのことを伝えたいと思います。 まず、モロッコという国の位置ですが、前回までのエジプトからサハラ砂漠を西へ行くとリビア・…

ご褒美

あっという間の日曜日。先週は琉球の伝統競馬ンマハラシー出場のため、久米島から馬たちと本島へ出張で出ていたためお休みしてしまいました。 本島で記事をアップする予定が、本島出張の一番の楽しみの大親方マークンとの早朝会合に夢中で忘れてしまいました…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ⑦

理由その6 お金をかけずに馬と暮らせる 都会から来た旅の人に、馬と暮らしているんです、というと、「わあ、すごい、オーナーさんですね」などと言われることがあります。一瞬「?」と首をかしげますが、ああそうか、と認識の違いを思い出します。 現代の日…

馬と遊ぶ子ら

梅雨の合間の早朝、こんなにすごい虹がかかった。一枚では収まりきれない大きな虹、人の目はいい、ぜーんぶ見える。しかしこんなすごい虹も馬には・・・。 梅雨はやらねばいけない仕事がいっぱいある。牧草地に新しい種を播くこと。夏が来るまでにお客様のテ…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ⑥

理由その5 馬と体ごと遊ぶことができる 『ホモ・ルーデンス』(ホイジンガ著)という本があります。ホモ・サピエンスは「知恵の人」という意味ですが、「ホモ・ルーデンス」というのは人類を「遊ぶ人」として定義したもの。著者は、人間のあらゆる行動を「…

ココロにウマ

子供のころから好きだった。 乗馬クラブに通ったことはなく知り合いが馬を飼っていたこともない。 実際に触ったことさえ殆どないのに心の中に馬がいた。 相模原公園にポニーがいて、小学生だった私の楽しみは自転車こいでポニーを見に行くことだった。 フェ…

石垣島馬広場 ヨナグニライフ編③

石垣島馬広場の朝倉です。 前回のつづきで与那国に来て色々と学びましたという話をしました。 一番最初に学んだのはロープの『もやい結び』。馬を繋ぐときに必ず使うこの結び方ですが便利で結べば引っ張るほど締まるのでまず解けない結びです。でもひと工夫…

コドモとウマ その3

日曜日担当、久米島馬牧場からサノちゃんです。我が家のブログでもお伝えしていましたが、一昨日から親方マークンと女子高生1名(笑)が来島していました。写真では親方と共に裸馬で颯爽と走る彼女。与那国で生まれ育ち、今は本島の高校に通い、時々マークン…

馬は人を呼ぶ

うみかぜホースファーム、名ばかり場長ヒメです。 沖縄地方、ついに梅雨入り。 なんですが、ここ2,3日雨も降らず蒸し暑い南城市です。 そうそう、先日のブログで書いてしまった「助っ人同窓会」がFacebook上で実現しちゃいました。久米島馬牧場のふくちゃ…

朝日新聞夕刊 5月16日 

郵便屋さんは決まって僕らの昼食時にやって来る。受け取るとずっしりと重い封書。 空けたら朝日新聞が数部入っていた。そういえば先月取材を受けた。合計8時間も。 日本の在来馬全てを取り上げると言う。今号が⑥だ他も見たい・・・。 ほ 大字で「自転車並み…

小さな町の小さな馬広場の可能性3

日曜日担当、久米島馬牧場より井上福太郎です。久米島の梅雨はどこ行った!?という夏のような天気が続いております。GWが明けてからお客様も少なくのんびりタイムが続いております。 そんな中好天が続いているので、月末に行われる馬クラブの子供達が初参…

楽しいことはシェアしよう!

こんばんわ!与那国馬が大好きな高校3年生のちかです! 私は与那国出身で、中学を卒業するまでの15年間島で暮らしていました。そのうちの9年間は、ふれあい広場で馬と遊んでいました! 私の記憶の半分は馬の事で出来てるんじゃないか!というほど、馬と遊び…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ⑤

理由その4 個性的な馬たちとコミットできる この連載の初めのほうに、与那国ではネイティブの馬を観察できる、というメリットを書きました。それはほんとうにすばらしいことですが、ではそれだけで馬のことを理解できるのか、というと、もちろんそんなこと…

コドモとウマ その2

日曜日担当、久米島馬牧場からサノちゃんです。昨年秋から念願の、島の子供たちの馬クラブを始めてはや半年。 週一回で夏前までを予定していたので、間もなく今期は終わりを迎えようとしています。その前にビッグイベント、ンマハラシー出場が!! 只今ボチ…

助っ人同窓会?

与那国の馬広場で「助っ人」を始めたのは、今からちょうど15年前。1年間の予定でした。ちょうど長期の助っ人さんが2人、私が到着した5日後に島を出ることになっていて、残る助っ人は私より一か月先輩のミエちゃん(石垣島馬広場のミエちゃんとは別人)と…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ④

理由その3 思いっきり馬話ができる たぶん、馬好きの方すべてに心当たりのあることだと思うのですが……馬という存在にひきこまれていくにつれ、とにかく、馬について知りたくなる、そしてそのことを誰かと語り合いたくてたまらなくなる、という現象が訪れま…