日本最西端の与那国島で一人と一頭から始まった南の島の馬暮らし。
そこに集まった馬好きな若者たちが沖縄中に散らばり、
それぞれの馬暮らしを始めています。





馬と遊ぶ子ら

梅雨の合間の早朝、こんなにすごい虹がかかった。一枚では収まりきれない大きな虹、人の目はいい、ぜーんぶ見える。しかしこんなすごい虹も馬には・・・。 梅雨はやらねばいけない仕事がいっぱいある。牧草地に新しい種を播くこと。夏が来るまでにお客様のテ…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ⑥

理由その5 馬と体ごと遊ぶことができる 『ホモ・ルーデンス』(ホイジンガ著)という本があります。ホモ・サピエンスは「知恵の人」という意味ですが、「ホモ・ルーデンス」というのは人類を「遊ぶ人」として定義したもの。著者は、人間のあらゆる行動を「…

ココロにウマ

子供のころから好きだった。 乗馬クラブに通ったことはなく知り合いが馬を飼っていたこともない。 実際に触ったことさえ殆どないのに心の中に馬がいた。 相模原公園にポニーがいて、小学生だった私の楽しみは自転車こいでポニーを見に行くことだった。 フェ…

石垣島馬広場 ヨナグニライフ編③

石垣島馬広場の朝倉です。 前回のつづきで与那国に来て色々と学びましたという話をしました。 一番最初に学んだのはロープの『もやい結び』。馬を繋ぐときに必ず使うこの結び方ですが便利で結べば引っ張るほど締まるのでまず解けない結びです。でもひと工夫…

コドモとウマ その3

日曜日担当、久米島馬牧場からサノちゃんです。我が家のブログでもお伝えしていましたが、一昨日から親方マークンと女子高生1名(笑)が来島していました。写真では親方と共に裸馬で颯爽と走る彼女。与那国で生まれ育ち、今は本島の高校に通い、時々マークン…

馬は人を呼ぶ

うみかぜホースファーム、名ばかり場長ヒメです。 沖縄地方、ついに梅雨入り。 なんですが、ここ2,3日雨も降らず蒸し暑い南城市です。 そうそう、先日のブログで書いてしまった「助っ人同窓会」がFacebook上で実現しちゃいました。久米島馬牧場のふくちゃ…

朝日新聞夕刊 5月16日 

郵便屋さんは決まって僕らの昼食時にやって来る。受け取るとずっしりと重い封書。 空けたら朝日新聞が数部入っていた。そういえば先月取材を受けた。合計8時間も。 日本の在来馬全てを取り上げると言う。今号が⑥だ他も見たい・・・。 ほ 大字で「自転車並み…

小さな町の小さな馬広場の可能性3

日曜日担当、久米島馬牧場より井上福太郎です。久米島の梅雨はどこ行った!?という夏のような天気が続いております。GWが明けてからお客様も少なくのんびりタイムが続いております。 そんな中好天が続いているので、月末に行われる馬クラブの子供達が初参…

楽しいことはシェアしよう!

こんばんわ!与那国馬が大好きな高校3年生のちかです! 私は与那国出身で、中学を卒業するまでの15年間島で暮らしていました。そのうちの9年間は、ふれあい広場で馬と遊んでいました! 私の記憶の半分は馬の事で出来てるんじゃないか!というほど、馬と遊び…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ⑤

理由その4 個性的な馬たちとコミットできる この連載の初めのほうに、与那国ではネイティブの馬を観察できる、というメリットを書きました。それはほんとうにすばらしいことですが、ではそれだけで馬のことを理解できるのか、というと、もちろんそんなこと…

コドモとウマ その2

日曜日担当、久米島馬牧場からサノちゃんです。昨年秋から念願の、島の子供たちの馬クラブを始めてはや半年。 週一回で夏前までを予定していたので、間もなく今期は終わりを迎えようとしています。その前にビッグイベント、ンマハラシー出場が!! 只今ボチ…

助っ人同窓会?

与那国の馬広場で「助っ人」を始めたのは、今からちょうど15年前。1年間の予定でした。ちょうど長期の助っ人さんが2人、私が到着した5日後に島を出ることになっていて、残る助っ人は私より一か月先輩のミエちゃん(石垣島馬広場のミエちゃんとは別人)と…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ④

理由その3 思いっきり馬話ができる たぶん、馬好きの方すべてに心当たりのあることだと思うのですが……馬という存在にひきこまれていくにつれ、とにかく、馬について知りたくなる、そしてそのことを誰かと語り合いたくてたまらなくなる、という現象が訪れま…

バックパッカーと馬② エジプト・シーワオアシス

今回も引き続きエジプトから。 アジアから中東、アフリカまで、どの国に行っても、まだまだ日本よりも家畜を身近に感じることが多いです。 エジプトはイスラーム教徒が大半を占めるため、豚は少ないかもしれませんが、牛に羊にヤギ、ロバ、いたるところで家…

石垣島馬広場 ヨナグニライフ編②

2週間ぶりになりました(汗) 石垣島馬広場の朝倉です。 さて、前回は初めて与那国に来たときの衝撃を言いましたが、ボチボチ思い出しながら写真など紹介しながら書きたいとおもいます。 与那国に来てから1年くらいは怒涛のように毎日が過ぎていく感覚。朝…

楽しく過ごす。

日曜日担当、久米島馬牧場の井上福太郎です。 久米島はGWに突入致しました。しがない牧場ですが、ありがたいことにお客様に沢山来て頂いており 忙しくさせて頂いております。ありがとうございます。前回まで未来の「小さな町の小さな馬広場」の可能性につい…

伝えていくこと。広げていくこと。

「なにかいいものを見つけた時まずしなくちゃいけないのはね、それを誰でもいいから出会った人に分けてあげて一緒に喜ぶことなの。そうすればいいものがどこまでも広がっていく。それが正しい行いってものなんだ。」 はじめまして!ヨナグニウマや馬広場に集…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ③

理由その2 人と馬が出会う原点がある 私がはじめて与那国島の「広場」にやってきた時に、いちばん驚いたのは馬が森に暮らしている、ということでした。 「馬はどこで眠っているんですか?」「森のどこかです」「ええ !?」 もちろん、「広場」にも人が作った…

在来馬 working horse その1

こんにちは! 日曜日担当、久米島馬牧場です。なんとなく連載っぽく始めてみましたが… コドモとウマは置いといて(笑)今回は在来馬について。 中でも人と共に働く馬たちについて、 自分が想うことを。馬術部にいた頃、またはその後の各地での馬との出会いの中…

ちょっと休憩

なんだかんだと忙しいうみかぜホースファームです。 ということで、ブログの続きを書こうと思いましたが、あー、もう、ダメ。 眠すぎて挫折・・・スミマセン。 とりあえず、自分も人もなごめる?写真を一枚。 なんで忙しいかは・・・うーん、結果が出てから…

日本馬巡り

親方ことマークンです。ただ今沖縄本島、南城市のうみかぜホースファームにいます。ここは今日も朝から農霧、我が家の山羊も霧の中。 プリンスが逝ったり、与那国島の友達が逝ったり、熊本は地震だったり、トラクターで耕した表土が大雨で流れたり・・・、何…

東南植物楽園の緑と馬

【東南植物楽園と与那国馬の第一歩】 おはようございます。 初めてブログを書かせていただきます。 東南植物楽園で主に動物を担当している玉城常智と言います。 実は東南植物楽園は植物だけではなく、動物も数多くいるんですよ。20種以上130匹以上が沖縄市の…

小さな町の小さな馬広場の可能性2

日曜日担当、久米島馬牧場より井上福太郎です。久米島からは週替わりで書いているので、2週間の猶予があるにも関わらず、2週間でもやはり早い…。引き続き、自分達が実践しながら考える未来の「小さな町の小さな馬広場」の可能性についてお話したいと思いま…

縁の不思議

私、なんで与那国に行ったんだったっけ? 今は沖縄本島にいて、ヨナグニウマと一日中顔を突き合わせて。これが、自分にとってはごくごく当たり前で自然で「ふつう」の生活になってしまったのですが、どうやら世の中の人にとっては全然「ふつう」ではないよう…

浜比嘉のまことです

浜比嘉島のまことです。 マークンから馬をゆずってもらってこの春で13年です。 学生の時、北海道で初めて馬に乗りました。若いお姉さんが大きな馬をひいてくれて、広場を一周・・・、全然おもしろくない。 大学を出て、馬に乗れたいと思い、研修生募集の記事…

馬に恋する若者が与那国島を目指すべき10の理由 ②

気がつくと馬のことを考えている、「馬」という言葉を聞くと自動的に反応している…もし、あなたがそういう若者なら、もうこれは、一生馬と関わって生きていく、という前提で、自分の暮らしや生き方を考えたほうがいいと私は思います。なぜなら、そういう人に…

ヨナグニ・マリのヒトリゴト

馬楽って言葉を見た時に、ぱっと浮かび上がってくる気持ちは、楽しい、よりも安楽だ。 馬が楽であること。 痛みや苦痛が無く安楽でいてほしいと、いつも思う。 もうすぐ、与那国島にやって来て5年が経つ。 8年ほど前ヨナグニウマふれあい広場に、お客さんと…

石垣島馬広場 ヨナグニライフ編①

もう一週間がたって自分の番!?子供が寝てから書こうと一緒に横になり起きたらもう朝!?大事な日にはみんなに寝坊しないようにと言って寝坊するりゅうちゃんです。 さて、前回は与那国に行った経緯を書きましたが、今回は与那国に着いてからのお話。約7年…

コドモとウマ その1

親方マークンから始まったこちらのブログ。 仲間たちでリレーすることになり、あっという間に一巡しましたねー。 1週間って早い!マズイ、自分の番だ!(笑)ということで、二週目に入りました久米島馬牧場。 今週は私、井上恵子です。実はサノちゃんです。自…

呼ばれた人

バガクねぇ……素直に考えれば「馬学」。ラクーに楽しく、と考えれば「馬楽」。カッコよく横文字で「BAGAKU」。自分を振り返ると「馬鹿愚」(おっと濁点が逆)。 「そもそも論」をやりがちな私はつい、バガクってなんぞや? 何を書くべき? で止まりそうになっ…